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2017年3月21日火曜日

仙石原 はたご一の湯

さてさて今回は前回に続き仙石原温泉はたご一の湯です。
横浜ウォーカー割りを利用しての温泉はしごです。
3月10日に行ってみました。

今回は衝撃的事実が露見します!
必見です!


さて前回訪れたフォレスト箱根から車で2-3分の場所にはたご一の湯があります。
今回はそこに行ってみました。

はたご一の湯

以前やはり横浜ウォーカー割りで利用した一の湯がありました。そのグループ旅館です。
箱根ラリック美術館のすぐ裏手にあるのでわかると思います。
場所は湿生花園やらも近いのでいい場所にあると思います。

県道75号線を仙石原方面から来て途中町道に入るとわかりやすい看板がたってます。



駐車場が少し狭めなので注意です。

敷地内に入ると少し不思議な雰囲気。
なんとなく長屋というかガレージというのか...


これがはたご一の湯の売り
江戸時代の旅籠タイプの宿だそうです。

受付が一番手前にあり、おくにそれぞれセパレートされた部屋が容易されている。行き来は全て屋外。浴場も外を歩いていくスタイル。
なんとも不思議な感じ...
昔の旅籠はこんな感じだったのでしょうか?


受付は一番手前なのですがそこは売店も併設されています。


受付にて横浜ウォーカーを提示すると淡々とした感じで対応いただきました。
金額は本来1087円のところ544円
フェイスタオルを一枚ただでもらえます。
横浜ウォーカーの影響を伺うと結構利用されているとのこと
どうも秘密主義なのか1日何件位とかの情報は得られませんでしたw

湯殿は外をあるいて一番奥ということなので
受付を出て外を歩き一番奥に...

面白いのが各部屋に東海道の各宿場町の名称がつけられていたところ
しかしそのチョイスがどういうコンセプトなのかちとわからない。


そして立て看板には小さな大浴場とありますw
ふとフォレスト箱根が脳裏に浮かぶw





一番奥に着き戸を開けると奥に女性風呂 右手手前に男性風呂がありました。



脱衣場に入ると左手に荷物用の籠
その籠棚の上に貴重品様の木製鍵つき小ロッカー
奥に洗面台一つ ドライヤーあり

手前にトイレがありました。
先客がいたので脱衣場以降の撮影は出来ませんでした。


湯殿入り口の戸の脇に湯殿の電気を点けるスイッチがあります。

脱衣し、中に入ると...
ちっさ!

ここも小さいw
さすが小さな大浴場w

カランは三つ
浴槽は一つ。
その浴槽も足を伸ばした場合二人で入るのがやっとと言った感じです。

身体を洗い
浴槽へ...
いやーでも気持ちいい

ただこちらは仙石原温泉特有の白濁湯ではない...
温泉ではなく単なるお湯ではないのか?

まぁでも気持ちいいからいいか...

さて外には露天なのですが


露天もそれほど広くはありませんが
まぁ4-5人くらいは入れますでしょうか?
こちらは仙石原の湯と言った感じで白濁湯です。
硫黄臭がします!

浸かってみるとやっぱ気持ちいい!

ひとしきり楽しみ
小一時間で出てきました。

いや~なかなかいいお湯と...
温泉分析票を見ていたときです...

あれ?なんだか見たこと有る分析表だな...
そうです。
まぁねもちろん温泉ソムリエとかの方なら当然ご存知のことなのだろうし
わざわざここで書くのもばかばかしいんですけど
この温泉...源泉名が大涌谷温泉蒸気造成混合泉2号(仙石原方面)とあるわけです...
あれ?なんだかたびたび目にする名前...
そう前回ブログに書いたフォレスト箱根。
そしてさらに昔に書いた湯屋やまざくら。
この二つ源泉名が同じなんです!

そしてもちろん源泉名が同じと言うことは...

成分表も同じじゃん!

一生懸命書き込んでいるのになんてこったい!
ということでこの仙石原温泉はそもそもの源泉が大涌谷温泉
そして供給会社からの供給なので当然のごとく泉質は一緒!!!

ということは...
多分仙石原温泉は皆同じ温泉供給会社を利用していると思われるので
どこの温泉行っても一緒ってことだね...成分的には...
だとすると雰囲気やサービス、施設内用、価格がとても重要になってくる。
温泉自体はどこに入っても同じなんだからね...

まぁ本来温泉街なんてのは供給会社から温泉を配給されるのが通常。
温泉資源を守るためもあるので当然と言えば当然。
いまさら驚くことでもなかったはずなんだけど
一生懸命分析票を書き写している僕にとっては衝撃的でしたw

し・か・し...




更なる衝撃が私を貫きます!

大涌谷温泉蒸気造成混合泉

蒸気造成混合泉??

蒸気造成??

なんじゃそりゃ...

ネットで調べてみました...

そこには衝撃的事実が...


蒸気造成とは

なんと蒸気で作った温泉と言うことだそうです!!!

がびーーーーーーん!

もう少し詳しく書くと
温専用用水を火山の蒸気とブレンドして
温泉成分を生成して造るいわゆるブレンド温泉。

マジかよ!

ブレンドと言えばコーヒーだとか
米だとかしか思い浮かばなかったけど...
まさか温泉までブレンドされているとは...

こちらの温泉ソムリエさんのブログに寄れば...
温泉には二種類あって
自然湧泉と蒸気造成温泉があるそうです。
自然湧泉はその名のとおり自然に温泉として湧いている温泉。
地表の浅いところから湧き出ていて、酸性が強くなく、成分的には充実しているが降雨量によって左右される温泉だそうで
しかも色合いは透明が高いとあります。

ムムムッ

透明??

蒸気造成温泉とは地下から噴出す火山性蒸気に温泉用水を直接吹きかけて造成する温泉で大量に作ることができ、参加した硫黄分が湯の花として付着し白濁するとあります。しかも成分的には自然湧泉にはかなわないって...

白濁するのって手作りだから...

なんてこったいの二乗である...

僕は「温泉と言ったらやっぱり白濁してないとね~」だとか
「白濁して無い温泉なんて入った気がしないよ...」なんて
友人たちに吹聴していたのですが...
なんと白濁した温泉はむしろ造成泉
もちろん温泉であることは間違いないんですけど
ちょっと衝撃的でした。

まぁツムラ順天堂ほどや城が崎京急ホテルのような人工泉ではないが
温泉ブレンドとはちょっと驚きました。


なるほど...だから供給会社のホームページ温泉の定義なる項目があったのか...w

温泉の造成についてはこちらに詳しくかかれてます。

そういえばこれだけ温泉宿が多い仙石原がなぜ箱根七湯に数えられていないのか
なんとなくわかったわ...

温泉ソムリエさんのページには混合泉とあります。
蒸気造成と自然湧泉の混合とのこと...
仙石原の温泉が透明度が高かったり低かったりするのは
この割合が変わるからだそうです。

しかし供給会社の温泉造成ページでも仙石原イタリ湿原からの井戸水と
あるけど温泉成分含んでるのかな?うーんこのあたりは調べる必要があるのかも

しかし源泉名意外に重要ですね...

仙石原や芦ノ湖近くは最近(昭和41年までというからつい最近ですよね。)まで温泉らしい温泉がなかったようです。
それをこの蒸気を生かした造成泉をつくることで利用できる温泉が広がったとのこと...
なるほどね~言わば新興の温泉街だったわけでスネ。

ちなみにその仙石原に温泉を提供している提供会社
箱根温泉供給株式会社
大涌谷たまご館
箱根湖畔ゴルフコースなどを運営しているそうです。

なおこちらにもなかなか面白い温泉知識が載ってます。





総評:衝撃的事実を突きつけられましたが、温泉自体はなかなか良いです。
まぁ造成泉であるということあとこの仙石原一帯が同じ供給会社から来ているという意味そして値段で考えるとどうしてもフォレスト箱根にはすこし及ばないかも...
でも江戸時代の旅籠的雰囲気を味わうのは楽しそう。
場所も箱根ラリック美術館やら湿生花園なども近くて楽しめそうな場所だと思います。
あっちなみに塔ノ沢の一の湯本館は自然湧泉温泉ですよっ!

ということで成分表は以下!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
成分


1温泉利用施設名称 はたご 一の湯 殿方 露天風呂
2源泉名 大涌谷温泉   蒸気造成混合泉2号泉(仙石原方面)
3泉 質 酸性-カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉 (旧泉質名:酸性-含塩化土類石膏泉) 
4泉 溫 源泉  64.1 °C  浴槽  41°C
5温泉の成分 pH 源泉 2.0
6温泉1kg中の成分および分量
(1)各成分および分量
陽イオン
ミリグラム
陰イオン
ミリグラム
水素イオン (H+)
10.1
フッ素イオン(F-)
0.12
リチウムイオン (Li+ )
0.00
塩素イオン (Cl-)
236
ナトリウムイオン (Na)
36.4
臭素イオン (Br-)
0.00
カリウムイオン (K+)
3.38
硫酸水素イオン(HSO4-)
147
マグネシウムイオン (Mg2+)
32.9
硫酸イオン(SO42-)
440
力ルシウムイオン (Ca2+)
91.9
硝酸イオン(NO3-)
0.68
ストロンチウムイオン (Sr2+)
0.05


第一鉄イオン (Fe2+)
7.70


アルミニウムイオン(Al3+)
12.4


マンガンイオン (Mn2+)
1.60


亜鉛イオン(Zn2+)
0.03


陽イオン
196
陰イオン
824


遊離成分
mg/kg
微量成分
mg/kg
メタケイ酸 (H2SiO3)
120
銅イオン (Cu2+)
0.00
メタホウ酸 (HBO2)
4.20
鉛イオン (Pb2+)
0.00
遊離硫化水素 (H2S)
0.38
カドミウムイオン(Cd2+)
0.00
遊離硫酸(H2SO4)
3.53
総ヒ素 (As)
0.007


総水銀 (Hg)
0.000
遊離成分計

微量成分計
0.01
(2) 成分総計 1.148 g/kg


7温泉の成分の分析年月日  平成21年8月14日


8分析機関  神奈川県温泉地学研究所、
神奈川県知事登録第一号






禁忌症及び入浴上の注意事項
1
禁忌症及び適応症
温泉の医治効用は、その温度その他の物理的因子、化学的成分、温泉地の地勢、気候、利用者の生活状態の変化その他諸般の総合作用に対する生体反応によるもので、温泉の成分のみによって各温泉の効用を確定することは困難であるが、当温泉の禁忌症、適応症は概ね次の通りです。








適応症
禁忌症


泉質別適応症(浴用) 
泉質別禁忌症(浴用)


きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、動脈硬化症
皮膚病・粘膜の過敏な人。特に光線過敏症の人




一般的適応症(浴用)  
一般的禁忌症(浴用)


神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進
急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臟病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)












2
入浴の方法及び注意
温泉には老化現象が認められ、地中から湧出した直後の新鮮な温泉が最も効用があるといわれているが、それぞれの泉質に適する用い方をしなければかえって疾病に不利に働く場合がある。したがって浴用上の注意事項はおおむね次のこととする。






(ア) 温泉療養を始める場合は、最初の数日の入浴回数を1日当たり1回程度とすること。 その後は1日当たり2回ないし3回までとすること。


(イ)温泉療養のための必要期間は、おおむね2ないし3週間を適当とすること。


(ウ) 温泉療養開始後おおむね3日ないし1週間前後に湯あたり (湯さわりまたは浴湯反応) が現れることがある。 「湯あたり」の間は、入浴回数を減じ又は入浴を中止し、湯あたり症状の回復を待つこと。


(エ) 以上のほか、入浴には次の諸点について注意すること。


 a、入浴時間は入浴温度により異なるが、初めは3分ないし10分程度とし、慣れるにしたがって延長してもよい。


 b、入浴中は、運動浴の場合は別として一般には安静を守る。


 c、入浴後は、身体に付着した温泉の成分を水で洗い流さない (湯ただれを起こしやすい人は逆に浴後真水で体を洗うか、温泉成分を拭き取るのがよい)。


 d、入浴後は湯冷めに注意して一定時間の安静を守る。


 e、次の疾患については、原則として高温浴 (42°C以上) を禁忌とする。 高度の動脈硬化症・高血圧症・心臟病


 f、熱い温泉に急に入るとめまい等を起こすことがあるので十分注意をする。 


 g、食事の直前、直後の入浴は避けることが望ましい。


 h、飲酒しての入浴は特に注意する。
3
禁忌症、適応症の決定年月日
平成21年11月 2日
4
决定者
神奈川県小田原保健福祉事務所長






成分に影響を与える項目の掲示事項


成分に影響を与える項目
該当の有無(有の場合はその理由)



温泉の加水について
行ってません/行っています(理由:強酸性のため加水しています)



温泉の加温について 
行ってません/行っています(理由:温度管理のため)



循環装置の使用について
行ってません/行っています(理由:温泉資源の保護と衛生管理のため循環ろ過装置を使用しています。)



入浴剤の使用について
行ってません/行っています(理由:                 )



製品名             /主成分



消毒処理の有無について
行ってません/行っています(理由:衛生管理のため塩素系薬剤を使用しています。)


















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